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【無酸素と有酸素をバランスよく】ガーミンのデータを用いて目的別トレーニングメニューを考える

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トレーニングの効果とパフォーマンスを向上させるには低強度有酸素、高強度有酸素、無酸素の3つをバランスよく行う必要があります。

私の愛用しているスマートウォッチ「Garmin」を用いると、直近4週間のトレーニングについて、無酸素運動、高強度有酸素運動、低強度有酸素運動の割合がそれぞれどうなっているのか確認することができます。

そこで今回はGarminの負荷バランスや心拍数などのデータをモニタリングしながら低強度有酸素運動、高強度有酸素運動、無酸素運動のそれぞれを向上する目的別トレーニングを紹介していきたいと思います。

まずはGarminで負荷バランスを確認

負荷バランスを確認するにはGARAMIN Connectアプリで「負荷バランス」のデータカードを開きます。※「負荷バランス」非対応の機種を使用している場合は表示されません

カードを開くと現在のステータスが以下のように表示されます。

ステータス:無酸素運動不足
ステータス:無酸素運動不足

無酸素運動を向上させるには

はじめに無酸素運動を向上させるトレーニングを紹介します。

無酸素運動は高強度の運動を短時間で継続的に行うような能力なので、インターバルの練習がおすすめです。

私の場合、2分ラン(キロ3分20秒)+2分レスト(キロ7分30秒)×10セットのSIT(ショートインターバルトレーニング)を行っています。

インターバル(2分ラン、2分休憩×10本)
インターバル:2分ラン、2分休憩×10本

心拍数はこのような感じです。

インターバル走の心拍数
インターバル走の心拍数

インターバル走の心拍ゾーン
インターバル走の心拍ゾーン
ゾーン5(最大心拍数の90〜100%)に達している

このようなトレーニングを行うと無酸素フィットネスを向上させることができます。

インターバルのトレーニング効果 無酸素フィットネスの向上
インターバルのトレーニング効果 無酸素フィットネスの向上

高強度有酸素を向上させるには

次に高有酸素運動が不足している場合です。

ステータス:高有酸素不足
ステータス:高有酸素不足

このような場合、ガーミンからのアドバイス通り少し速いランニングを行います。

私が行っているのは60分ビルドアップ走です。

ビルドアップ走は前半の7割ぐらいを控えめに走り、残りの3割をできる限りスピードを上げて走ります。

私の場合、前半はキロ5分を超えないように走り、後半はキロ4分を目安にスピードを上げて行きます。

ビルドアップ走:60分
ビルドアップ走:60分

心拍数はこのような感じです。

ビルドアップ走60分の心拍数
ビルドアップ走60分の心拍数

ビルドアップ走60分の心拍ゾーン
ビルドアップ走60分の心拍ゾーン
※ゾーン5(最大心拍数の90〜100%)に達している

このようなトレーニングを行うと高強度の有酸素運動を向上させることができます。

ビルドアップ走60分のトレーニング効果:VO2Max(最大酸素接種量)に大きく影響
ビルドアップ走60分のトレーニング効果:VO2Max(最大酸素接種量)に大きく影響

ステータス:高強度有酸素
ステータス:高強度有酸素

低強度有酸素を向上させるには

低強度を上げたい時は会話ができるぐらいのゆっくりペースで30〜60分ぐらいジョギングを行います。

心拍数はゾーン2(最大心拍数の60〜70%)を保つようにします。

そうすると私の場合はキロ6分30秒ぐらいのペースになります。

ジョギング:60分
ジョギング:60分
心拍数はこのような感じです。

ジョギング60分の心拍数
ジョギング60分の心拍数

ジョギング中の心拍ゾーン
ジョギング中の心ゾーン
※ゾーン2(最大心拍数の60〜70%)を維持できている

このような運動を行うと低強度の有酸素を増加させることができます。

ジョギング60分のトレーニング効果
ジョギング60分のトレーニング効果

低強度が向上した時のステータスは以下のようになります。

ステータス:低強度有酸素
ステータス:低強度有酸素

バランスのとれたステータス

トレーニングのバランスがとれるとステータスは以下のような状態になります。

ステータス:バランス
ステータス:バランス

まとめ

今回はGarminのデータを元に低強度有酸素運動、高強度有酸素運動、無酸素運動のそれぞれを向上する目的別トレーニングを紹介「負荷バランス」を整えるトレーニングメニューを紹介しました。

バランスのとれたトレーニングを行うことでトレーニングの効果とパフォーマンスを向上させることができます。

皆さんもトレーニングを行う時はGarmin等のデバイスを用いて効果を確認しながら行ってみてください。

トレーニング効果だけでなく、トレーニングのモチベーションも向上してくるのでおすすめです。

それでは今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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