【練習が楽しくなる】ペン習字の目的、学習のコツ、モチベーションの保ち方について 

2024年12月8日日曜日

その他 目的・動機付け

ペン字練習帳を買ったはいいけど、最後まで終えられず放置してしまったことがある方も多いのではないでしょうか?

実は私も10年前にユーキャンのペン字講座を受講し、1ヶ月も経たないで挫折した経験があります。

私は元々飽きっぽい性格だったんです。

それから10年の時が経ち、再びペン習字を開始してからは日ペン、ユーキャン、四谷学院と3つのペン字通信講座を卒業しました。

ハマりすぎてこんなブログまで開設してしまうほどです。

今回はそんな私の経験から、どうしたらペン習字を継続できるのかということについて、色々書いていこうと思います。

なぜペン習字をやるのか?

モチベーションの保ち方について考える前に、そもそもなぜペン習字をやるのか、その目的や意味を考えていきましょう。

手書き文字は見られています。

手書き文字を見た人は単に言葉や文章の意味を受け取るだけでなく、そこから書き手の人間性を推し量ります。

字が上手な人と下手な人に持つイメージについて、アンケート調査した結果がありますのでこちらをご覧ください。

上手な人

・普段の生活から丁寧に過ごしていそう
・仕事に対して真摯に取り組んでいそう
・整理整頓が得意で自己管理もできていそう
・品がよくて相手を気遣えそう
・身なりが正しく清潔そう
・いつも落ち着いていて優しそう
・生涯を通じたお付き合いができそう

下手な人

・がさつで段取りが悪そう
・努力や練習が好きではなさそう
・突然とんでもないミスをしそう
・我が強くて気遣いがなさそう
・物事を妥協したり途中でやめそう
・自分勝手で付き合いにくそう

「ビジネスパーソンの手書き文字に関する実態調査」(アンケートデータ)
青山浩之“きれいな字”の絶対ルール日経BP社 より引用

手書きの字が上手か下手か。

それだけで人に与える印象がこんなに変わってしまうんです。

字はきれいな方がいい。

きれいな字を書けるようになって自分の仕事、ひいては自分自身に自信を持ちたい。

私はそんな思いでペン習字をはじめました。

そして現在は硬筆書写技能検定1級を目指しています。

ペン習字をやるなら自分なりにその意味や目的を考えて、目標を明確にすることから始めましょう。

お手本のようなきれいな字を書けるようになりたい人もいれば、とりあえず一人前の大人として人並み程度の字が書ければいいという人もいると思います。

目的や目標、ペン習字をやる意味は人それぞれ違っていてもいいのです。

モチベーションの保ち方

ここからはペン習字のモチベーションの保ち方についていくつか紹介します。

理論を学ぶ

大人がペン習字をやるなら、きれいな字の理論を学ぶことを意識するといいと思います。

私は10年前、ユーキャンのペン字通信講座を挫折しました。

その頃の私はただただなぞり書きの練習をしていました。

テキストに書いてあったきれいに字を書く際のポイントなどは軽く読み飛ばし、一生懸命なぞり書きの練習をしていました。

しかし、なぞり書きの反復ではなかなか上手くならず、上手くならないからつまらないという思考に陥り、結果挫折することになりました。

それから10年、私は再びペン習字を再開しました。

青山先生の著書“きれいな字”の絶対ルールと出会ったからです。

この本には「こうすればきれいに書ける」という理論がわかりやすく書いてあり、字に対して自信をなくしていた私に「これなら出来そうだ」と思わせてくれました。

きれいに見える理論(文字の外形)を意識して書いた字
きれいに書ける理論(文字の外形)を意識して書いた字
大人はある程度理解力があるので、体で覚えるような反復練習よりも美文字ルールなど理論を覚えてしまった方が効率がいい。

このように書けばきれいに見えるという理論を学び、理論の通りに字を書くと本当にきれいな字が書ける。

当たり前のことですが、私にとってはこの体験が面白く、そこからペン習字が好きになりました。

理論を学ぶことでみなさんも私と同じような体験ができるはずです。

ペン習字の練習をするときは、きれいに字を書くことだけに意識を集中するのではなく、どのように書けばきれいに見えるのか、そのポイントを覚えることを意識しましょう。

“きれいな字"の絶対ルール 1540円
  ※価格が異なる場合があります。最新の情報はサイトをご参照ください。


練習課題を適切な難易度に設定する

私は昔、心理学者のチクセントミハイが研究した「フロー理論」というものを勉強した事があります。

フロー理論とは
心理学者のチクセントミハイが「なぜ遊びは没頭できて楽しいのか、仕事でも楽しむことは可能か」という疑問から、どうしたら作業に没頭できるような感覚が得られるのかを研究し、導きだした理論です。


自分の能力に対して課題の難易度が高すぎると不安になり、逆に低すぎると退屈します。自分の能力と課題の難易度が程よく一致した時にフロー(作業に没頭できているような状態)になると言われています。

通信講座を始めたばかりの時はやる気満々(もしかしたらフロー状態?)だったかも知れないけど、途中からテキストの難易度が上がり、以前の様に楽しめなくなってしまった。

本屋で買ったテキストで練習し、以前よりも上手になってきたけれど、テキストでの学習に飽きてしまった。(テキストのレベルが低く感じられるようになってしまった)

などのように、学習の習熟度やテキストの難易度は変化します。

現在の自分のレベルと学習する課題の難易度があっているか、日々モニタリングしながら学習し、フロー状態を保てるようにしましょう。

SNSを始めてみる

私はX(旧Twitter)を利用しています。

SNSでの交流は上達の喜びなど、ペン字をやることによって生じる様々な感情を共有し、ペン習字をより楽しいものにしてくれます。

参考ツイート↓




私も通信講座の受講中はSNSを利用し、人との交流の中で自分の感情を刺激して、やる気を燃やしていました。

通信講座を受講するならその学習過程をSNSで発信していくことをお勧めします。

ブログを始めてみる

ペン字の練習をしていると、「なるほど、こう書いたらいいのか」「こうしたら上手くかけそうだ」など、色々な思考が浮かんでくると思います。

また練習を継続していると、字が上手になったり、級位が上がったり、自分自身が成長していきます。

そのようなペン字学習における思考や成長過程を記録しておくための手段として、ブログもお勧めです。

レコーディングダイエットのように、日々の学習を記録しておくことはモチベーションの維持にもつながります。

また学習効果を高めるためには人に教えることがもっとも効率がいいといわれています。



ラーニングピラミッドの理論で考えると、講習会に参加して講義を受ける、ペン字関係の書籍を読む、ビデオ教材を視聴する、などの学習をするよりも自ら体験したペン字学習の経験を他の人に教える方が学習効果は高いと言えます。

学んだことを記事にする過程で自分自身の知識も整理され学習効果が高まります。

それによりモチベーションも高めていくことができます。

自らの体験を他人に教えることはXなどのSNSでも可能ですが、伝えたいことが増えてくると、文字数制限のあるSNSでは限界があります。

アメブロやnoteなどSNS的な要素を含んだブログサービスもあり、そういったブログは比較的手軽に始められると思います。

よかったらチェックしてみてください。

まとめ

今回、ペン習字の目的、学習のコツ、モチベーションの保ち方について、私の経験からいくつか例を紹介させていただきました。

学ぶ目的や意味は人それぞれあると思いますが、ペン習字を楽しむことが継続のコツであるということはどなたにも共通すると思います。

みなさんもペン習字をやるならぜひ楽しくやることを意識していただければと思います。

それでは今回はこの辺で。

最後までお読みいただいありがとうございました。



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桐敷たかを
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名前:桐敷たかを
トレーニングが趣味。
ペン習字もその一環で始めました。
硬筆検定1級合格を目指しています。

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