ボールペン通信講座と言えば日ペン・ユーキャン・四谷学院が有名です。
受講を迷っている方も多いのではないでしょうか。
私は3年間かけて3社の講座を受講したので、実際に受講してみてわかったそれぞれの講座の特徴を比較する形で紹介していきます。
日ペンボールペン字講座の特徴
日ペン教材 |
運営会社:がくぶん
講師が所属する会派:日本ペン習字研究会
料金:29800円
1日の学習時間:20分
標準受講期間6ヶ月、サポート期間1年
添削回数:12回
メインテキスト7冊
テキスト1:ひらがな・カタカナ・数字
テキスト2:楷書①
テキスト3:楷書②
テキスト4:行書①
テキスト5:行書②かなの連綿
テキスト6:手紙・はがきの書き方①
テキスト7:手紙・はがきの書き方②
オススメポイント:おしゃれな字形、SNSでペン字仲間を見つけやすい
ユーキャンボールペン字講座の特徴
運営会社:ユーキャン
講師が所属する会派:日本書道協会
料金31680円
1日の学習時間:20分
オススメポイント:目的によって下記2講座から自分に合っている講座を選ぶことができる
実用ボールペン字講座
実用ボールペン字講座教材 |
手軽にきれいな字になりたい人向けの講座
標準学習期間6ヶ月、サポート期間は12ヶ月
添削回数:10回
テキスト6冊
第1巻 ひらがな・カタカナ・数字の書き方
第2巻 おつきあいの手紙1
第3巻 おつきあいの手紙2
第4巻 役立つビジネス文章
第5巻 やさしい行書のハガキ
第6巻 手紙とハガキの実用手本集
楽しいボールペン習字講座
楽しいボールペン習字講座教材 |
じっくり学びたい人向けの講座
標準学習期間は10ヶ月、サポート期間は18ヶ月
添削12回
テキスト6冊
第1巻 かなの学習
第2巻 楷書の学習
第3巻 行書の学習
第4巻 祝儀袋・はがきの書き方
第5巻 さまざまな手紙の書き方
第6巻 ボールペン習字の楽しみ
四谷学院55段階ボールペン字講座の特徴
運営会社:四谷学院
講師が所属する会派:日本書蒼院
料金:29000円
1日の学習時間:20分
標準受講期間3ヶ月、サポート期間1年
添削回数:18回
メインテキスト6冊
第1巻:基本点画「カタカナ」
第2巻:基本点画「ひらがな」
第3巻:楷書1「字形を学ぼう」
第4巻:楷書2「バランスを整えよう」
第5巻:楷書3「上手く見せるコツ」
第6巻:実用文章「手紙・ハガキ・一筆箋」
オススメポイント:添削回数が多い、短期で集中して学べる(3ヶ月で修了できる)
※四谷学院の講座に行書のテキストはなく、楷書を中心とした学習内容になっています。
日ペン・ユーキャン・四谷学院の違い
字形
まず字形が違います。
日ペンのひらがな
日ペンのひらがな (おしゃれ度高め) |
ユーキャンのひらがな
ユーキャンのひらがな (適度におしゃれ度を抑えているのでビジネスにも使いやすい) |
四谷学院のひらがな
四谷学院のひらがな (小学校で習う形に近いオーソドックスなスタイル) |
日ペンは結びが小さい
日ペンの「む」 (結びが小さい) |
ユーキャン・四谷学院 (結びが大きい) |
結びの大きさでこれだけ印象が変わります。
添削
日ペンの添削
講評欄 |
ハガキ課題の添削 |
ハガキ課題の添削 |
楽しいボールペン習字講座だとこんな感じ。
楽しいボールペン習字講座添削 |
ハガキ課題の添削 |
四谷学院の添削
SNSなどを使って調べてみると、添削は担当してくれる先生の裁量にある程度委ねられているようで、同じ会社でも指導の内容に多少差があります。
ちなみに日ペンは毎回同じ先生、四谷学院もほぼ毎回同じ先生、ユーキャンはその都度違う先生が担当してくれました。
受講者層
ブログやSNSを拝見していると受講者層も違う印象があります。
日ペン
字が上手くなることに対してモチベーションが高く、字に対してこだわりをもっている人が多い印象です。
X(旧Twitter)には日ペンをやっている人のペン字アカウントがたくさんあります。
ユーキャン
上手くなりたいけど、あまり細かいことは気にせず、気軽に受講している人が多い印象です。
練習を投稿しているアカウントはあるけど、ペン字専用というわけではなく、ペン字に限らず日常の様々なことを投稿しているアカウントが多め。
四谷学院
受講者のブログやSNSはほとんどありません。
日ペン・ユーキャン・四谷学院の比較表
※表が画面に収まりきらない時は横にスクロールするとご確認いただけます
※ちなにみユーキャンはサポート期限が切れた後も「特別添削コース」を申し込めば添削を受けることが可能です
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まとめ
今回は私が受講したペン字通信講座3社を比較しました。
実際に受講してみた感想としては、3社の講座はどれもおすすめできる良い講座です。
ただ、それぞれ字形・学習期間・添削回数・受講者のSNSアカウント数などに違いがあるので、目的に応じて自分にはどの講座が合っているのか検討してみてください。
例えば日ペンの字形はおしゃれなので硬筆作品を作成するのに適していますが、仕事場面で使うことを考えると少しおしゃれすぎるかもしれません。
逆に四谷学院の字形は飾り気がなく真面目な印象を与えることができるので仕事場面に適していますが、おしゃれな字を書けるようになりたいと考えている人には少し物足りないかもしれません。
このように自分が実際に字を書く場面を想像してみると、どの講座が自分に合っているのかイメージできると思います。
また、飽きっぽい性格の人は受講期間が短い講座、ペン習字を長く楽しみたい人は受講期間の長い講座など、自分の性格から選んでもいいかもしれません。
料金はどれも3万円前後。
後悔しないようにじっくり検討してみてください。
それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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